ITパスポート試験とは

●試験概要

ITエンジニア向けではなく、ITを利用するユーザー側の基礎的な知識を問う試験です。ITパスポートはITを活用する社会人・学生が備えておくべき基礎的な知識が証明できる国家資格とされ、他と比べるとそこまで難しい試験ではなく、しっかりと勉強し て挑めば合格できます。

●資格名

ITパスポート

●資格の種類

国家資格

●主催

独立行政法人情報処理推進機構 情報処理技術者試験センター

●試験方式

試験はすべてCBT方式の試験で行われます。

  1. マークシートによる四者択一筆記試験/100問
  2. 試験時間120分
  3. 1問10点の計1000点満点で採点。
  4. 出題形式:1問1答の小問(全84問)と、1問に4つの設問が含まれる中問 (全16問)合計で100問。点数は、IRTに基づいて回答結果から算出。
  5. 出題分野と出題数:ステトラジ系(経営全般)35問程度 マネジメント系(IT 管理)20問程度 テクノロジ系(IT技術)45問程度
  6. 合格基準 (1)出題3分野(ストラテジ系/マネジメント系/テクノロジ系)ごとの得点 がそれぞれ30%(300点)以上であること。 (2)3分野の合計得点が60%(600点)以上であること。 ※(1)、(2)の両方を満たせば合格。

●受験資格

受験制限はなし

●スケジュール

試験実施:随時 全国の試験会場で、CBT(Computer Based Testing)方式により随時実施 しています。
・申込み:インターネット ※身体の不自由等により CBT 方式で受験できない者
試験日:年2回 4月(春期試験)と10月(秋期試験) ペーパー方式。

●受験料

7,500円(税込み)

●合格率

合格率(令和2年11月ITパスポート試験結果) 受験者数 12,247名 合格者数 4,373名 合格率53.2%

●資格の将来性

ITパスポートの取得者は、ITやビジネスに関する一般常識を有し、一通りの コンピューター関連の操作ができ、適切な情報の取扱や処理ができる人であ ると企業に評価されるでしょう。特に就職活動をしている人やこれから就職 活動を行う人にとっては大きなPRポイントになります。ITパスポート試験 は、初級シスアド試験よりも難易度は易しいとされています。初級シスアド* の資格を持っているのであれば、ITパスポートの1つ上のレベルである基本情報技術者試験にチャレンジするのも選択肢の1つでしょう。

*初級システムアドミニストレータ試験(しょきゅうシステムアドミニストレータしけん、Systems Administrator Examination、略称:初級シスアド、略号:AD)は、情報処理技術者試験に存在した区分である。

情報処理技術者試験の合格証書は、経済産業大臣の署名が入ります。 合格証書を受け取った自分を具体的に想像しながら楽しく勉強していきましょう。